上富田町の巨樹・古木

1.「春日神社の樟」(令和5年5月5日作成)

(1)所在地:上富田町市ノ瀬1999(春日神社)

(2)種類等:クスノキ(町指定天然記念物、幹廻り 6m、樹齢 400年)

   

 ↑ 春日神社拝殿とご神木の樟

 春日神社の由来には『往古大和(奈良)の春日四所大明神を勧請したと伝え、領主山本氏の氏神としていたという。

 江戸時代以降は、市ノ瀬村の産土神。社名は春日大明神または春日社と呼ばれ崇敬されていた。

 明治元年春日神社と改称し、(若宮神社日吉神社熊野神社)3社を合祀して境内神社とした。』とあり、歴史ある神社である。〈 由来より抜粋 〉

   

 ↑ ご神木の樟の全景

   

 ↑  ご神木の樟の近景

 樹齢400年のご神木の大樟は拝殿の前に悠然と立っていて、高さ10m、幹廻り6m、枝張り13mと、此の地域最大の樟の巨木である。

 一部の大きな枝は切られているが、何本もの枝が曲がりくねって張り、樹勢も勢いがあり、歴史ある春日神社のご神木に相応しい樟である。

2.「岩田神社の樟樹」(令和6年3月8日作成)

(1)所在地:上富田町岩田2542-2(岩田神社)

(2)種類等:クスノキ(天然記念物指定無、幹廻り 6.54m、樹齢 300年以上)

   

 ↑ 岩田神社拝殿

 創建年代は不詳、江戸時代には松本大明神・松本明神社と云われ地域の産土神として崇敬され、明治元年に松本神社と改称された。

 明治41年11月の一村一社の合祀令により、村内神社八社を合祀して岩岡神社と改称、大正4年11月合祀変更(岡地区の分離祭祀)から岩田神社に変更。〈 由来より抜粋 〉

   

 ↑ 樟樹の全景

   

 ↑ 樟樹の近景

 神社参道の階段左手の忠魂碑脇斜面に天然記念物の指定はされていないが、樹齢300年以上で高さ12m、幹廻り6.54mの樟樹が悠然と立っていて、その大きさに圧倒される。

 樟樹の側には石垣や他の樹木があり、窮屈な環境で生きているのか、上部の枝は枯れていて樹勢が衰えている様に見えたので、頑張って岩田神社のご神木として末永く地域の方々を見守って頂きたいと念じて神社を後にした。