湯浅町内の巨樹・古木

1.「國津神社の老槇柏」(令和5年3月17日作成)

(1)所在地:湯浅町大字田63(國津神社)

(2)種類等:槇柏(町指定天然記念物、幹廻り 4.1m、樹齢 1000年以上)

   

 ↑ 國津神社の本殿

 國津神社の主祭神大己貴命大国主命)、少名彦命、大穴牟遅命である。

 伝説によれば素盞嗚命大己貴命大国主命)・建御名方命等、澳津島(曽加美)に至り給い、その後、小浜の大蛇島に移りて、大己貴命大国主命)宇気(現在は壁の口という)の巌窟に鎮座し給う。

 天正天皇(715~723奈良時代)の御宇神託ありて、吾この地に居ること久し、吾のために一宇を創建せよとのことで祭祀された。

 当社は、もと國津呂の宮といい、國主大明神社といったが、やがて國津神社と称され現在に至っている。〈 國津神社の由来より抜粋 〉

   

 ↑ 老槇柏の全景

   

 ↑ 老槇柏の先端部

   

 ↑ 老槇柏の根元部

 境内、本殿左手に注連縄を掛けられた樹齢1000年以上といわれるご神木の老槇柏があるが、根元部から折れ横倒しの痛々しい姿で、外壁の上に倒れ金属の支柱で支えられていて幹は白骨の様な状態である。

 先端の枝は海からの強い風雨や台風等で折れたらしいが、1本の枝には緑の葉を茂らせているが、樹冠と言える状態ではないが健気に頑張っている姿に“がんばれ”と思わず叫んでしまった。